Ajaxなドメイン検索サービス「DomJax.com」登場 - 今後のWebサービスを占う試金石

Ajaxを活用するとページのリロードが発生しないので、WEBアプリ系を使うユーザにとっては干天の慈雨ですが、マッシュアップ機能と連携できるといった今後のWeb serviceをどうやって、見える効果にしていくかといったテクノロジーが徐々に出てきていることを感じますね。

DomJax.comは英国の3rd Eye Solutionsによって開発されたドメイン名検索サービス。ドメイン検索の結果を各種サービスに引き継ぐポータル的な機能をもっており、ドメイン検索にとどまらず、対象とするドメインについて各種情報を表示することができる。
lead=ドメイン名の情報検索には通常、whois(1)コマンドを使う。最近はAjaxを活用したWebサービスが増えているが、このドメイン情報検索をAjaxマッシュアップと併せて活用したサービスにDomJax.comがある。

DomJax.comとは

DomJax.comは英国の3rd Eye Solutionsによって開発されたドメイン名検索サービス。ドメイン検索の結果を各種サービスに引き継ぐポータル的な機能をもっており、ドメイン検索にとどまらず、対象とするドメインについて各種情報を表示することができる。DomJaxという名称は"Domain"と"Ajax"の2つの単語から創作されたもの。ドメイン名の検索と同時に、検索エンジンを利用できるように工夫されている。主な特徴は次のとおり。
  1. Alexaを活用したトラフィック情報の表示
  2. Wayback Machineを活用した過去サイトページの表示
  3. Tracertを活用したルートトレース機能
  4. HTML Validatorを活用したHTMLバリデーション機能
  5. Webコンテンツ/クォリティ/アクセサビリティ/プライバシに関するレビュー機能
  6. 各種検索エンジン、SiteRankMonitor、PRSearchにおける検索

現在は、DomJax.comは無償のようですが、ずっと無償でありながらサービスレベルが向上されてくると嬉しいですね。
Web2.0の世界は、あらゆる技術が緩やかな化合していくのが良いのかもしれませんね。

2006/10/13 MYCOMジャーナル

Mobile TV Forum

日本では、なじみの薄いNOKIA社ですが、携帯端末ではワールドワイド最大手です。
そのNOKIAがMobile TV Forumを立ち上げていますが、技術の基本は標準技術による実装です。

Nokia mobile broadcast air interface implementation is based on the mainstream standards for mobile broadcast, DVB/CBMS and OMA/BCAST

そういえば、海外に行ったときに日本から持っていった3G対応の日本製の携帯端末はつながらなくて、NOKIAの携帯端末はすぐにつながった記憶があります。
Mobile TVの市場はストリーミングまたはテレビ放送サービスに加入している携帯電話の利用者数は、2010年末に世界で6500万人に達すると言われています。
NOKIA社は、モバイルソリューションを体系的に提供できる会社ですので、これからの技術動向に期待したいところです。

モバイルテレビ加入による収益は2005年にはわずか1億3600万ドルだったが、2010年に76億ドルになる。 2010年までにテレビ放送サービスは21の市場に投入される。最もユーザー数が多いのは日本の868万と米国の797万である。 最も人気を集めるテレビ放送技術はDVB-Hで、世界のユーザーの35%を占める。

Nokia - Mobile TV Forum - Solutions - Air Interface

オープンソースでは苦情の申し立てもオープンに/Open source pressure is free

興味深い記事なので、思わず座布団2枚。
この話は、一通の手紙OpenBSD Journalから始まったと

バイナリコードプログラマーでないわたしには、Raadt氏が非難している内容を技術的に吟味することはできない。しかし、一切身銭を切ることなく、みずからの信用を武器に大手ベンダーにかみついたOpenBSD陣営の手腕はたいしたものだと思う。

身銭を切らずとも、彼らの信用で進められる時代になったのですね。
バイナリレベルでのオープンソースにおいての力関係が微妙な状況になって来たと言うことでしょうか?
CPUも色々と選べる時代になって来たわけですが、いよいよ本当の意味でのユーザビリティの高いコンピューティング時代がやってくることを期待してます!

2006/10/10 ZDNet.com オープンソースブログ(日本文)
2006/10/10 ZDNet.com オープンソースブログ(原文)

The SCO-Microsoft Connection Grows Darker

弱肉強食の世界ならではですね。
「敵に塩を贈ると」はまさにこのことでしょうか?

The cat is out of the bag. According to BayStar Capital's managing partner Larry Goldfarb, Microsoft allegedly assured BayStar that it would somehow "guarantee" BayStar's $50 million investment in SCO.

一世を風靡したSCOもSCO訴訟で一気に厳しい立場になった記憶がありますね。(2004年以前のITメディアの記事は削除されています)
RedhatNovell(SuSELinux)のディストリビューションLinuxの台頭によって、苦境に立った同社が、Micorosoftとの金銭的関係があったということは、当時MicrosoftディストリビューションLinuxの対等にSCO社との何らかのやりとりがあったのかもしれませんね。

ん?"The cat is out of the bag?" 「秘密がもれる?」 猫は危険?!
秘密がもれて困るのは誰でしょう?

2006/10/10 eWeek

2006/10/10 Linux-watch

Web 2.0の挑戦者:超軽快なウェブチャットLingr

Web2.0系の記事が多いですね。

Lingrがサービス提供する内容について(記事抜粋)

これはウェブベースのチャットサービスです。他のサービスよりも優れている点を挙げると、1. プラグインなしでも非常に軽くて速い。2. 登録の必要がない。3. タグを通じて利用者同士を繋ぐ機能を持つ。4. チャットルーム内に画像や動画を直接貼ることができる。5. 非公開のチャットルームも作れる。6. チャットのログがすべてアーカイブされる、という点で、これらが差別化点です

Lingrを次の段階に進めるためには何が必要については(記事抜粋)

ブラウザのウィンドウを開いていない状態でもユーザーがオンラインかどうかを知らせる仕組みです。 Lingerはブラウザがコネクションを維持する仕組みをサポートしているのですが、ユーザーは他の人たちが来るのを待つためにブラウザのウィンドウを開いたままにしておくだろうという前提で考えていました。これは正しくなかったことがわかりました。

Webで現在起こっているシフトを若い人たちに向けてどのように説明しますか(記事抜粋)

ウェブは実世界に近いものになってきています。これは文字通りの意味です。 われわれは、ウェブがリアルタイムなものに変わっていくという展望を持っています。実世界と同じように、仮想空間の中を動き回ると、そこでは生放送のブログや絵を描くライブパフォーマンス、ジャムセッションなどが見られ、拍手のような観衆からの反応もリアルタイムに伝わる--そんなことが未来には可能になるだろうというのが、われわれの夢です。

Web2.0の世界は、我々の社会生活が、ブラウザをベースとした場合、どんな便利な空間を提供してくれるためにどのような解決策を提示してくれるのでしょう?

Lingr chat room/Lingr Cafe (at Lingr)

2006/10/10 CNET Japan記事

RICO

ウェブアプリでドラッグ&ドロップが出来るなんて当たり前なのですが嬉しくなりますね。
Webアプリによって操作の利便性に不自由を感じましたが、Google Mapの登場で一気に一般的になって来た感がありますね。
実際にRICOのデモサイトで使ってみると、中々便利になってきています。

Drag And Drop(抜粋)

Desktop applications have long used drag and drop in their interfaces to simplify user interaction. Rico provides one of the simplest interfaces for enabling your web application to support drag and drop. Just register any HTML element or JavaScript object as a draggable and any other HTML element or JavaScript object as a drop zone and Rico handles the rest.

RICOサイト

VoIPの次は動画配信--スカイプ創業者らが仕掛ける新プロジェクト「Venice Project」


Venice Projectによる、動画配信モデルを着々と進めているとのこと。

「Venice Projectは動画の合法的な配信プラットフォームとして設計されており、関係者は現在、大小さまざまな規模のメディア企業やテレビ局にコンテンツ提供を働きかけるとともに、広告主となりそうな企業との接触も進めているという。」
といった交渉ターゲットを明確化し、コンテンツを合法的に提供してもらい配信するといった形態となっているようです。

こういった取り組みの、背景には、GoogleによるYoutube買収交渉等、動画配信についての勢力争いが活発化してきているということもあるようです。

日本では、動画配信によるトランザクション問題も出てきているようですので、インフラの整備のタイミングと事業収益性をきちんと見極めたビジネス展開が出てくるのだと思いますね。

今年11月中旬までに大規模なベータテストの体制を整えたいとのことですので、市場環境も変化してくるので、これら一連の動きには注目したいですね。

2005/10/6 CNET Japan記事