ランチェスター戦略-その2-

弱者と強者の戦略等戦う方法が違いますが、逆に弱者の基本戦略は、「差別化」を狙う必要があります。強者は弱者の差別化をいかに、弱者へのアンテナをはり、チェックし、強者の基本戦略として「ミート(物まね)」することで、リスクを最小限にしビジネスを進めることができます。

例えば、弱者と強者の戦略のケーススタディですが、TOYOTAの2003年1月に発売したコンパクトサイズ7人乗りミニバンのウィッシュは、このサイズでのマーケットを押さえてますが、元々コンパクトサイズ7人乗りミニバンは、HONDAの2000年10月に発売されたストリームが元祖です。
この新しいマーケットは1車種あたり、約6000-7000台/月のマーケットですので、HONDAがマーケット参入し、醸成されてからでもNo.1シェアの会社はリスク無くマーケット参入できる良い例と言えます。

また、弱者は第一法則が適用される戦いをビジネスに置き換えて戦うこと
すなわち、

「局地戦・一騎打ち・接近戦・一点集中・陽動作戦」の5大戦略が必要です。

弱者は小さな市場で、大きなシェアを築き、その局面において強者の立場を確保することが、目標となってきます。

強者は第二法則を置き換えて戦うこと
すなわち、

「広域戦・確率戦・遠隔戦・総合戦・誘導作戦」の5大戦略が必要です。