ランチェスター戦略-その4-
ランチェスター戦略において、企業の立ち上げ段階での創業期の戦略として、以下
3つの基本戦略があります。
1.「一点集中主義」
経営資源を有効活用するためには、自らの勝ちが見込める領域に経営資源を集中し、
弱者は「差別化」し、「弱者の5大戦略」で戦う必要はあります。
2.「『足下の敵』攻撃の原則」です。
これについては、あらゆる競合と向き合う場合、敵を狙い撃ちすることです。
攻撃対象は、自社よりも1ランクシェアが低い「足下の敵」とすることです。
その攻撃方法は「ミート(物まね)」です。
また、自社より1ランク上の敵とは全面対決を避け、「差別化」し、死角、
盲点をつく方法で戦います。
3.「No.1主義」
ランチェスター戦略の「No.1」の定義は、単なる1位では無く、1位でなおかつ
2位を射程距離圏外にダントツに引き離している状態です。
よって、特に弱者の戦略は、競合分析を綿密に行い、勝ちやすい部分を見つけ出し、
そこに「一点集中」し、絶対に負けない1位=No.1を作ることこが、勝ち残り戦略
の重要なポイントです。